応用情報技術者 平成22年度秋期

NOカテゴリ問題解説
問1テクノロジ後置換記法(逆ポーランド表記法)では、例えば、式 Y=(A−B)×C を YAB−C×= と表現する。 次の式を後置換記法で表現したものはどれか。     Y=(A+B)×(C−(D÷E))
問2テクノロジa、b、c、d の4文字からなるメッセージを符号化してビット列にする方法として表のア〜エの4通りを考えた。この表は a、b、c、d の各1文字を符号化するときのビット列を表している。メッセージ中の a、b、c、d の出現頻度は、それぞれ、50%、30%、10%、10% であることが分かっている。符号化されたビット列から元のメッセージが一意に復号可能であって、ビット列の長さが最も短くなるものはどれか。
問3テクノロジPCM伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮処理しないで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
問4テクノロジロボットなどの制御システムを構成するアクチュエータの機能として、適切なものはどれか。
問5テクノロジ先頭ポインタと末尾ポインタをもち、多くのデータがポインタでつながった単方向の線形リストの処理のうち、処理ポインタ、末尾ポインタ又は各データのポインタをたどる回数が最も多いものはどれか。ここで、単方向のリストは先頭ポインタからつながっているものとし、追加するデータはポインタをたどらなくても参照できるものとする。
問6テクノロジ探索表の構成法を例とともに a〜c に示す。探索の平均計算量が最も小さい探索手法の組合せはどれか。ここで、探索表のコードの空欄は表の空きを示す。
問7テクノロジ正の整数Mに対して、次の二つの流れ図に示すアルゴリズムを実行したとき、結果xの値が等しくなるようにしたい。a に入れる条件として、適切なものはどれか。
問8テクノロジ再入可能(リエントラント)プログラムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問9テクノロジ動作クロック周波数が700MHzのCPUで、命令の実行に必要なクロック数とその命令の出現率が表に示す値である場合、このCPUの性能は約何MIPSか。
問10テクノロジスーパスカラの説明はどれか。
問11テクノロジ容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒のキャッシュメモリと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶とキャッシュメモリとを合わせた平均アクセス時間を表す式はどれか。ここで、読み込みたいデータがキャッシュメモリに存在しない確率をrとし、キャッシュメモリ管理に関するオーバヘッドは無視できるものとする。
問12テクノロジDMAコントローラの説明として適切なものはどれか。
問13テクノロジマイクロホンから入力された音声信号をメモリに記録する機能と、メモリに記録された音声データをスピーカから出力する機能とをもつディジタル録音・再生システムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問14テクノロジ商品検索と発注入力を行うWebシステムについて、時間帯別のトランザクション数を表1に、TPS(Transaction Per Second) と必要なCPU数の関係を表2に示す。このWebシステムに必要なCPU数は最低幾つか。ここで、OSのオーバヘッドなどの処理については無視でき、トランザクションはそれぞれ時間帯の中で均等に発生するものとする。
問15テクノロジシステムの経済性を評価する場合、TCOの評価項目から除外されるものはどれか。
問16テクノロジシステムの信頼性向上技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問17テクノロジ3台の装置X〜Zを接続したシステムA、Bの稼働率について、適切なものはどれか。ここで、3台の装置の稼働率は、いずれも0より大きく1より小さいものとする。
問18テクノロジ五つのタスクA〜Eの優先度と、各タスクを単独で実行した場合のCPUと入出力装置(I/O)の動作順序と処理時間は、表のとおりである。優先度 "高" のタスクAとB〜Eのどのタスクを組み合わせれば、組み合わせたタスクが同時に実行を開始してから、両方のタスクの実行が終了するまでの間のCPUの遊休時間をゼロにできるか。ここで、I/O は競合せず、OSのオーバヘッドは無視できるものとする。また、表の()内の数字は処理時間を表すものとする。
問19テクノロジほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて、ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで、このシステムは主記憶が不足しがちで、多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。
問20テクノロジUNIXのデーモンに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問21テクノロジオープンソースソフトウェアの特徴のうち、適切なものはどれか。
問22テクノロジデュアルライセンスのソフトウェアを利用する条件のうち、適切なものはどれか。
問23テクノロジDSP(Digital Signal Processor)の特徴的な演算機能はどれか。
問24テクノロジ図の論理回路と等価な回路はどれか。
問25テクノロジシステムLSIに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問26テクノロジヤコブ・ニールセンのユーザインタフェースに関する10か条のヒューリスティックスの一つである "システム状態の視認性" に該当するものはどれか。
問27テクノロジコンピュータグラフィックスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問28テクノロジデータウェアハウスを構築するために、業務システムごとに異なっているデータ属性やコード体系を統一する処理はどれか。
問29テクノロジ関係データベースの候補キーとなる列又は列の組に関する記述として、適切なものはどれか。
問30テクノロジ分散データベースシステムにおいて、一連のトランザクション処理を行う複数サイトに更新処理が確定可能かを問い合わせ、すべてのサイトの更新処理が確定可能である場合、更新処理を確定する方式はどれか。
問31テクノロジ関係データベースにおけるインデックスの設定に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問32テクノロジ次の表定義において、"在庫" 表の製品番号に定義された参照制約によって拒否される可能性のある操作はどれか。ここで、実線は主キーを、破線は外部キーを表す。在庫 (在庫管理番号, 製品番号, 在庫量)製品 (製品番号, 製品名, 型, 単価)
問33テクノロジLAN間接続装置に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問34テクノロジ図のようなIPネットワークのLAN環境で、ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において、パケット内のイーサネットフレームのあて先とIPデータグラムのあて先の組合せとして、適切なものはどれか。ここで、図中の MACn/IPm はホスト又はルータがもつインタフェースのMACアドレスとIPアドレスを示す。
問35テクノロジIPアドレス 192.168.10.10 のアドレスクラスはどれか。
問36テクノロジTCP/IPに関連するプロトコルであるRARPの説明として、適切なものはどれか。
問37テクノロジほかのコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルで、メッセージ記述がXMLのヘッダとボディで構成されているものはどれか。
問38テクノロジセキュリティ対策で利用するCRLに記載されるデータはどれか。
問39テクノロジソーシャルエンジニアリングに分類される手口はどれか。
問40テクノロジ公開鍵暗号方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問41テクノロジ公開鍵暗号方式によって、暗号を使ってn人が相互に通信する場合、異なる鍵は全体で幾つ必要になるか。ここで、公開鍵、秘密鍵をそれぞれ一つと数える。
問42テクノロジISMS適合性能評価制度における情報セキュリティ基本方針に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問43テクノロジAutorun.infを悪用したUSBワームの説明のうち、適切なものはどれか。
問44テクノロジプログラム実行中の特定の時点で成立する変数間の関係や条件を記述した論理式を埋め込んで、そのプログラムの正当性を検証する手法はどれか。
問45テクノロジテスト工程におけるスタブの利用方法に関する記述として、適切なものはどれか。
問46テクノロジホワイトボックステストのテストケースを設計する際に使用するものはどれか。
問47テクノロジXP(Extreme Programming)のプラクティスの一つに取り入れているものはどれか。
問48テクノロジマッシュアップに該当するものはどれか。
問49テクノロジ特許権に関する記述のうち、適切なものはどれか。
問50マネジメントWBSの構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち、適切なものはどれか。
問51マネジメント工程別の生産性が次のとき、全体の生産性を表す式はどれか。 設計工程:Xステップ/人月 製造工程:Yステップ/人月 試験工程:Zステップ/人月
問52マネジメントアローダイアグラムで表される作業A〜Hを見直したところ、作業Dだけが短縮可能であり、その所要日数を6日間に短縮できることが分かった。作業全体の所要日数は何日間短縮できるか。
問53マネジメントPMBOKにおいて、マイナスのリスクに対する戦略として用いられる "リスク転嫁" の説明はどれか。
問54マネジメントソフトウェア開発の見積りに使われるファンクションポイント法に関する記述として、適切なものはどれか。
問55マネジメントシステムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき、開発から運用への移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち、適切なものはどれか。
問56マネジメント次の処理条件でサーバ上のファイルを磁気テープにバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは何本か。〔処理条件〕毎月初日(1日)にフルバックアップを取る。フルバックアップは1回につき1本の磁気テープを必要とする。フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップまでは、毎日、差分バックアップを取る。差分バックアップは、差分バックアップ用として別の磁気テープに追記し、1カ月分が1本に記録できる。常に6か月前の同一日までのデータについて、指定日の状態にファイルを復元できることを保証する。ただし、6か月前の同一日が存在しない場合は、当該月の月末以降のデータについて、指定日の状態にファイルを復元できることを保証する (例:10月31日の場合は、4月30日以降のデータについて、指定日の状態にファイルを復元できることを保証する)。
問57マネジメントサービス提供の時間帯を7:00〜19:00としているシステムにおいて、16:00にシステム故障が発生し、サービスが停止した。修理は21:00までかかり、当日中にサービスは再開されなかった。この日の可用性は何%か。
問58マネジメントシステム監査における "監査手続" はどれか。
問59マネジメントシステム監査実施体制のうち、システム監査人の独立性の観点から避けるべきものはどれか。
問60マネジメント"システム管理基準" の説明はどれか。
問61ストラテジエンタープライズアーキテクチャを説明したものはどれか。
問62ストラテジ対象業務を、データ構造に着目して可視化するとき、データを実体、関連、属性という三つの要素でモデル化する表記法はどれか。
問63ストラテジエンタープライズアーキテクチャにおいて、情報システムの理想を表すモデルはどれか。
問64ストラテジSOAを説明したものはどれか。
問65ストラテジサプライチェーンマネジメントの改善指標となるものはどれか。
問66ストラテジ要件定義において、ユーザや外部システムと、業務の機能を分離して表現することで、ユーザを含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される図はどれか。
問67ストラテジ経営戦略に用いられるSWOT分析はどれか。
問68ストラテジ観測データを類似性によって集団や群に分類し、その特徴となる要因を分析する手法はどれか。
問69ストラテジバランススコアカードを説明したものはどれか。
問70ストラテジワンチップマイコンの内蔵メモリとしてフラッシュメモリが採用されている理由として、適切なものはどれか。
問71ストラテジEDINETを説明したものはどれか。
問72ストラテジ製造業のA社では、NC工作機械を用いて、四つの仕事a〜dを行っている。各仕事間の段取り時間は表のとおりである。合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合の合計段取り時間は何時間か。ここで、仕事はどの順序で行ってもよいものとし、FROM から TO への段取り時間 (仕事a から仕事b へは 2) で検討する。
問73ストラテジEDIを実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
問74ストラテジ品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は、通常、横軸にロットの不良率を、縦軸にロットの合格の確率を目盛ったものである。大きさN のロットから、大きさn のサンプルを抜き取り、このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c 以下のときにはロットを合格とし、cを超えたときはロットを不合格とする。 Nとnを一定にしてcを0, 1, 2と替えたときの、OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。
問75ストラテジ表の事業計画案に対して、新規設備投資に伴う減価償却費(固定費)の増加1,000万円を織り込み、かつ、売上総利益を3,000万円とするようにしたい。変動費率に変化がないとすると、売上高の増加を何万円にすればよいか。
問76ストラテジ図に示す標準原価計算の手続きについて、a〜cに該当する適切な組合せはどれか。
問77ストラテジ表のような製品A、Bを製造、販売する場合、考えられる営業利益は最大で何円になるか。ここで、機械の年間使用可能時間は延べ15,000 時間とし、年間の固定費は製品A, Bに関係なく15,000,000円とする。
問78ストラテジA社は、B社と著作物の権利に関する特段の取決めをせず、A社の要求仕様に基づいて、販売管理システムのプログラム作成をB社に依頼した。この場合のプログラム著作物の原始的帰属は、どのようになるか。
問79ストラテジ企業経営における、コンプライアンス強化の説明はどれか。
問80ストラテジA社は、B社に委託して開発したハードウェアに、C社が開発して販売したソフトウェアパッケージを購入して実装し、組込み機器を製造した。A社はこの機器を自社製品として出荷した。小売店のD社は、この製品を仕入れて販売した。ソフトウェアパッケージに含まれていた欠陥が原因で、利用者が損害を受けた時、製造物責任法(PL法)上の責任を負うのはだれか。ここで、A社、B社、C社、D社及び損害を受けた利用者はすべて日本国内の法人又は個人とする。
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