基本情報技術者 平成28年度春期午前問47

午前問47

モジュールの独立性を高めるには、モジュール結合度を低くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち、モジュール結合度が最も低いものはどれか。
共通域に定義したデータを関係するモジュールが参照する。
制御パラメタを引数として渡し、モジュールの実行順序を制御する。
データ項目だけをモジュール間の引数として渡す。
必要なデータを外部宣言して共有する。
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正解

解説

モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示しており、6段階のレベルに区分されています。モジュール結合度は弱い順に「データ結合」「スタンプ結合」「制御結合」「外部結合」「共通結合」「内容結合」となっています。


データ結合は、二つのモジュール間で必要なデータ項目だけを引数として渡します。

スタンプ結合は、処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡します。

制御結合は、ほかのモジュールを呼び出すときに、呼び出されたモジュールの論理を制御するための引数を渡します。

外部結合は、ほかのモジュールとデータ項目を共有するためにグローバルな領域を使用します。

共通結合は、共通域に宣言された共通データを参照します。

内容結合は、お互いのモジュール内部を直接参照・分析します。
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