午前問9
キャッシュの書込み方式には、ライトスルー方式とライトバック方式がある。ライトバック方式を使用する目的として、適切なものはどれか。
キャッシュと主記憶の一貫性(コヒーレンシ)を保ちながら、書込みを行う。 | |
キャッシュミスが発生したときに、キャッシュの内容の主記憶への書き戻しを不要にする。 | |
個々のプロセッサがそれぞれのキャッシュをもつマルチプロセッサシステムにおいて、キャッシュ管理をライトスルー方式よりも簡単な回路構成で実現する。 | |
プロセッサから主記憶への書込み頻度を減らす。 |
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正解
- エ
解説
ライトスルー(write through)とは、CPUが主記憶にデータを書き込むと同時に、キャッシュメモリにも同内容を書き込む方式のことです。主記憶とキャッシュメモリとの間でデータの一貫性が容易に保たれるが、主記憶への書き込みが頻繁に行われるので遅くなるデメリットがあります。
ライトバック(write back)とは、CPUが主記憶にデータを書き込む際にいったんキャッシュメモリにデータを書き込み、処理の空き時間ができてからキャッシュメモリから主記憶に書き込む方式のことです。キャッシュメモリと主記憶との間でデータが必ずしも一致するとは限らないため、ライトスルー方式よりもデータの一貫性を保つことが難しくなるというデメリットがあります。
ライトバック(write back)とは、CPUが主記憶にデータを書き込む際にいったんキャッシュメモリにデータを書き込み、処理の空き時間ができてからキャッシュメモリから主記憶に書き込む方式のことです。キャッシュメモリと主記憶との間でデータが必ずしも一致するとは限らないため、ライトスルー方式よりもデータの一貫性を保つことが難しくなるというデメリットがあります。