ITパスポート 令和8年度公開問題科目A問100

科目A問100

ISMSの活動に関する記述として,最も適切なものはどれか。
企業のコスト削減や製品の品質,サービスの改善などのために,業務プロセスを改善する。
顧客の満足度を高めるために,ITサービスの品質を継続的に改善する。
情報資産を洗い出し,リスクの特定と分析及び評価を行い,情報資産を管理する。
製品とサービスの開発プロセスの成熟度を評価し,改善する。
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正解

解説

ISMS(Information Security Management System/情報セキュリティマネジメントシステム)は、組織の情報資産に対する機密性・可用性・完全性を維持することを目的に、セキュリティリスクを管理する仕組みです。国際規格のISO 27001(JIS Q 27001)として標準化されています。
主な活動は次のように整理できます。
- 適用範囲基本方針の確立
- リスクアセスメントに基づく管理策の選定
- 適切なリスク対応計画の策定
- 計画の実施
- パフォーマンス評価改善
この観点から、情報資産を洗い出し、リスクの特定・分析・評価を行って管理するという記述がISMSの活動に合致するため、が適切です。
ア.企業のコスト削減や製品の品質,サービスの改善などのために,業務プロセスを改善する。
企業活動の効率化や品質・サービス向上のために業務プロセスを改善するのは、品質マネジメントの活動です。ISMSの説明ではありません。
イ.顧客の満足度を高めるために,ITサービスの品質を継続的に改善する。
顧客満足の向上を目的にITサービスの品質を継続的に改善するのは、ITサービスマネジメントの活動です。ISMSの説明ではありません。
ウ.情報資産を洗い出し,リスクの特定と分析及び評価を行い,情報資産を管理する。
記述のとおり正しいです。情報資産を洗い出し、関連するリスクを特定・分析・評価する活動はリスクアセスメントと呼ばれ、ISMSにおける重要な活動の一つです。
エ.製品とサービスの開発プロセスの成熟度を評価し,改善する。
製品・サービスの開発プロセスの成熟度を評価し改善するのは、CMMI(Capability Maturity Model Integration)の活動です。ISMSの説明ではありません。
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