基本情報技術者 平成30年度秋期午前問29

午前問29

ロックの粒度に関する説明のうち、適切なものはどれか。
データを更新するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションの待ちが多くなり、全体のスループットが低下する。
同一のデータを更新するトランザクション数が多いときに、粒度を大きくすると、同時実行できるトランザクション数が増える。
表の全データを参照するときに、粒度を大きくすると、他のトランザクションのデータ参照を妨げないようにできる。
粒度を大きくすると、含まれるデータ数が多くなるので、一つのトランザクションでかけるロックの個数が多くなる。
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正解

解説

ロックの粒度とは、データベース、表、行などのロックをかける資源の単位のことです。
粒度が細かいほど資源の競合やロック解除の待ち時間が短くなり、トランザクションの並列実行性が増します。

表単位のロックは行単位のロックに比べ、ロックの競合が起こりやすくなっています。
行単位のロックは表単位のロックに比べ、メモリ使用領域がより多く必要になります。
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