基本情報技術者 平成18年度春期午前問60

午前問60

トランザクションのACID特性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
コミット後にシステム障害が発生した場合、その内容は変更前の状態に戻される。
トランザクションが同時に実行されても、互いに干渉しない。
トランザクションの実行の結果、データベースの整合性が崩れることも許容する。
トランザクションの途中でシステム障害が発生しても、障害発生時までの変更内容は保存される。
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正解

解説

ACID特性とは、データベースのトランザクション処理に必要な4つの要素を頭文字で表したものです。

A:Atomicity(原子性)はトランザクションの処理がすべて完全に処理されるか、全く処理されないかのどちらかの結果になることを保証する特性です。

C:Consistency(一貫性)はトランザクションの実行前後でデータの整合性が保証され、矛盾の無い状態が継続される特性です。

I:Isolation(独立性)はトランザクションの実行中に他のトランザクションによる影響を受けないこと、または影響を与えないことを保証する特性です。

D:Durability(永続性)はトランザクション完了後、結果が記録され、システムにトラブルが発生しても失われることがないという特性です。
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